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五万回斬られた男 71にして初の主演!

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 一時ではありますが、やたらと歴女歴女と騒がれた時がありましたね。
 歴史ファンの女性を指す言葉で、歴史そのものというよりは、歴史の登場人物たち、それも織田信長や伊達政宗と言った有名な人ではなく、あまり名の知られていない人に注目して、学者にも対抗できるような知識を披露することができるそうです。

 ところで疑問なんですが、歴女の方々は時代劇に興味はあるのでしょうか?
 さらに言えば、時代劇を影で支えていた福本清三という方をご存じでしょうか?
 斬られることで有名な俳優さんです。斬る方ではなく斬られる方です。
 その斬られ役の副本清三さんが71歳にして「太秦ライムライト」という映画で初の主演を務めるそうです。
 福本清三さんはドラマや映画などで有名な斬られ役で、五万回斬られた男の異名も持つ方です。
 15歳で役者の世界へと飛び込み、映画で主役の敵役を演じることに魅了されたらしいです。
 それからは斬られ方の研究をしていき、いつしか名わき役と呼ばれるような人になりました。

 実際に福本さんの演技を見てみるととても凄いものです。敵役として主役に向かって行き切り伏せられる。言葉にすると、ただ斬られて終わるだけの人。

 ですが映像だと、斬られた瞬間に背中を後ろにそらして、主役の顔と自分の顔を見せる。その無音の時間がとてもドキドキしました。敵が主役に斬られるだけの場面ですが、どうしてかそれ以上の何かを感じてしまいます。

「斬られ役の倒され方次第で主役が"立つ"かどうか、それが大きく変わります」

 福本さんがエッセーで語った言葉です。
 斬られ役としての真剣さが伝わってくるものですね。

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