SSブログ

想像力のない遊び心! 危険に対する想像力を駆り立てる!

スポンサードリンク  皆さんは何かをしようとするとき、その言動について考えたことがありますか?
 大抵の人たちは自分の言動のもたらす結果を考えながら行動したりすると思います。
 
 ああすれば、多分こうなるはずだ。
 こう言ったら、相手は怒るだろうな

 大仰な言い方をすれば未来を予想しながら何かしらの行動をするものです。

 ですが時たま、出来心やちょっとした遊び心で行動を起こして、取り返しのつかないことになってしまうということもあります。
 兵庫県で起きた水道水用の貯水槽で遊んでいた少年たちがまさしくそれでした。
 彼らの行動によって宝塚市はテロ対策として1千万円をつぎ込むことになってしまったようです。 昨年5月末に水道水用の貯水槽内にゴムボートが浮かんでいたことから発覚した事件です。少年たちの逮捕は事件発覚から1年経った今年の5月。
 逮捕されたのは少年4人。秘密の遊び場として貯水槽の中に侵入して、中でゴムボートを浮かべたり泳いだりしていました。短パンやゴーグル、テント、サンオイルなども見つかったそうで、いかに少年たちが貯水槽の中で満喫していたかが分かります。

 しかし、水道水用の貯水槽ですから近隣住民の方々が口にしたりするもので、そんな人間の口に入り込む水で泳ぐのは非常識以外の何物でもありません。水道水を汚染することは住民の健康を害する行為なのですから・

 事件が終わった後でさえ、住民の方々は不安の声を口にするほどに、水道水の汚染は恐ろしい問題だということです。
 少年たちの問題行動に対して、市は「テロによる水道水汚染事案にも繋がる重大な事態」と考え、一千万を超える税金を投げ打たなくてなりませんでした。

 事件発生時の通報や連絡手順、水道の緊急停止措置などを盛り込んだ「水道施設侵入事案等対応マニュアル」を作成。

 市内47カ所の配水池と、浄水場から配水池に水を送るための加圧所29カ所全てに防犯カメラの設置。

 点検口の南京錠を真鍮(しんちゅう)製から、より固く切断しにくいステンレス製に交換するのと、ふたを留めるボルトも専用の道具がないと開かない特殊な形状に変更。

 約20カ所の配水池には防犯灯を設置したり草刈りをして目につくようにして、警備会社の防犯システムを投入。

 少年たちの想像力のなさが、市の危険に対する想像力を膨らませてしまったと言っていいでしょう。
 自分たちの行動のもたらす結果を考えないと、こういったように些細ではすまない事態を引き起こしてしまうことがあります。
 ちょっと考えてみる、ということが大切ですね。 スポンサードリンク
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。